図形・文字を複写する

COPY(複写)
AutoCAD R14以降 / LT 97以降
指定した方向に、指定した距離だけオブジェクトを複写します。連続して別の個所に複写できます。 COPY(複写)コマンドはautocad初期のバージョンから搭載されていて、図面作成には必須の機能の一つです。

2点を指定して複写

最もよく使う複写方法だと思います。 COPY(複写)コマンド実行
  1. リボン表示の場合
    [ホーム]→[修正]→[複写]
    クラシック表示の場合
    [修正]→[複写]
  2. 複写する図形を選択し、右クリックします。
  3. 基点Aをクリックします。
  4. 複写先Bをクリックします。連続して複写する場合は、次の点をクリックします。
  5. 終了するには、「Enter」を押します。
2000i,2002,2004で連続複写するには、「複写する図形を選択」→「右クリック」の後にコマンドラインに「M」に入力します。
毎回コマンドラインに「M」を入力するのは面倒くさいのであれば、コマンドマクロを
^C^C_SELECT;$M=$(if,$(getvar,CMDACTIVE),\,)_copy;_P;;_M
に書き換えます。

相対距離を指定して図形を複写

相対距離を指定して図形を複写
  1. リボン表示の場合
    [ホーム]→[修正]→[複写]
    クラシック表示の場合
    [修正]→[複写]
  2. 複写する図形を選択し、右クリックします。
  3. 基点Aをクリックします。
  4. 複写先Bの相対座標でコマンドラインに例「@1000,1000」と入力します。ダイナミック入力で例「1000,1000」と入力して「Enter」を押します。
  5. 終了するには、「Enter」を押します。

直線状に配列複写(2012以降)

2012以降に追加された機能で、ARRAY[配列複写] コマンドの簡易版のような機能です。
配置間隔を指定する場合
  1. リボン表示の場合
    [ホーム]→[修正]→[複写]
    クラシック表示の場合
    [修正]→[複写]
  2. 複写する図形を選択し、右クリックします。
  3. 基点Aをクリックします。
  4. コマンドライン[配列(A)]を選択。または、右クリックし一覧から[配列(A)]を選択します。
  5. 配列数を入力(例:4)、「Enter」を押します。
  6. マウスで配置方向を指定して、配置間隔を入力(例:1000)、「Enter」を押します。
  7. 終了するには、「Enter」を押します。
指定距離の間に均等配置する場合
  1. リボン表示の場合
    [ホーム]→[修正]→[複写]
    クラシック表示の場合
    [修正]→[複写]
  2. 複写する図形を選択し、右クリックします。
  3. 基点Aをクリックします。
  4. コマンドライン[配列(A)]を選択。または、右クリックし一覧から[配列(A)]を選択します。
  5. 配列数を入力(例:4)し「Enter」を押します。
  6. コマンドライン[フィット(F)]を選択。または、右クリックし一覧から[フィット(F)]を選択します。
  7. マウスで配置幅と配置方向を指定して「Enter」を押します。
  8. 終了するには、「Enter」を押します。

グリップ+ドラッグで複写・移動する

COPY(複写)コマンドではありませんが、グリップ+ドラッグで複写・移動する方法もあります。 手っ取り早く図形をブロックにする場合なんかには便利です。
  1. 複写する図形を選択します。
  2. マウスを右クリックしながらグリップ以外の点を選択して、別の位置に図形をドラッグしてボタンを離すとショートカットメニューが表示されます。
  3. メニュー「ここへ複写」「ここへ移動」「ブロックとして貼り付け」から選択します。